SHINKOH 眞工金属株式会社

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研究開発

研究開発

 研究開発 砂型アルミ鋳物の低圧鋳造法を用いた鋳造欠陥極小技術の開発

 当社では、「鋳物には鋳巣がつきものである」「鋳物は品質が安定しない」といった常識を覆すべく、鋳造欠陥を極小化する技術の開発を進めています。

<従来方法:砂型重力鋳造>

重力鋳造法の問題点

  • 溶融アルミは凝固冷却する際に体積が収縮するため、最終凝固部には収縮による空隙(=鋳巣)が発生しやすい欠点を有しています。
  • 重力鋳造の場合、この問題を解決するために、「押し」を設置する必要があり、歩留まりの悪化につながっています。
  • 重力鋳造の場合、溶湯が重力で落下し、製品キャビティーへ充填される為、充填途中で空気を巻き込み、溶湯が酸化されやすく、酸化物を生成し製品の実体強度/靱性に影響を及ぼす懸念があります。

<新技術:砂型低圧鋳造>

上記の砂型重力鋳造の問題点を解決するべく、新技術の開発に着手しています。

開発のポイント

  1. 欠陥レス鋳物の実現
    溶湯圧の最適値とそのコントロール方法を確立することで、鋳巣の発生を極小化し、欠陥レス鋳物の実現を目指します。
  2. 製品の実体強度/靱性の向上
    鋳湯内への介在物混入を抑制する技術を確立することで、製品の機械的性質を向上させることを目指します。

開発の効果

この研究開発を実現することで以下の効果を実現します。
  1. アルミ鋳物の活用範囲の拡大
    「鋳巣が存在する」「品質が安定しない」「強度/靱性が不足している」といった認識から、鋳物の使用を敬遠していた領域において、鋳物の活用を進めていくことができ、様々な形状を一体成型できるという鋳物の持つ強みを発揮することが可能となります。
  2. 歩留まりの向上によるコストダウン
    重力鋳造では必要な「押し」や「湯口」を軽減でき、製品歩留まりが向上することから、コストダウンが可能となります。